JNEC3級はネイリストとしての第一歩。「学んだ証」として資格を取得しましょう!

<目次>
- JNEC3級ネイリスト技能試験とは?
- JNEC3級の試験内容
- JNEC3級の受験資格と合格基準
- JNEC3級の受験準備
- JNEC3級の合格後の活用方法
JNEC3級ネイリスト技能試験とは?
JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が主催するネイリスト技能検定試験の中で、3級は最も基礎的なレベルの資格です。ネイリストとしての第一歩を証明する資格であり、ネイルケアの基本技術や衛生管理の知識が問われます。未経験者やネイルに興味のある方が受験しやすい資格であり、美容業界への入り口としても大変人気があります。
JNEC3級の試験内容
開催月は、冬期(1月)春期(4月)夏期(7月)秋期(10月)の年4回、土日に開催されます。
JNEC3級試験は、実技試験と筆記試験の2つで構成されています。
実技試験
試験時間:約65分
実技試験では、以下の内容が審査されます。
- 事前審査(衛生的に処理されている用具、用材を整理整頓して配置)
・テーブルセッティングと消毒
・モデルの爪、モデルハンドの状態
- ネイルケア(爪の整形・甘皮処理)
・モデルの手指を擦式清拭消毒します。
(手指消毒は手の平、手の甲、指先、指間にいたるまでしっかりと擦式清拭します)
・爪の形をラウンドに整えます。
・キューティクル(甘皮)の処理を行います。
- カラーリング(ポリッシュの塗布)
・ベースコートから塗布し、赤のポリッシュ(マニキュア)を2度塗りします。
・仕上がりのツヤや均一性も評価対象。 - ネイルアート(フラットアート)
・指定されたテーマ(フラワー)に沿ったアートを右手中指の爪に施します。
・トップコートで仕上げ艶のある仕上がりにすること。
3級試験のポイントは、「正しい技術や知識を理解しているか」です。危険な行為や不衛生な状態でないように基本に忠実な施術を行いましょう。
筆記試験
試験時間:約30分
筆記試験では、以下の内容が出題されます。
- ネイルの基礎知識
- ネイルケアの手順や道具の知識
- 衛生管理・消毒法
- プロフェッショナルとしての心得
試験は選択式で、基本的な知識をしっかり学んでいれば合格しやすい内容になっています。
2024年春期のネイリスト技能検定試験3級の合格率は91.2%、秋期は91.4%でした。
ちなみにポルカネイルスクールの3級合格率は過去3年100%を維持しています。

JNEC3級の受験資格と合格基準
受験資格
義務教育を修了していることが条件です。
誰でも受験可能なため、ネイルスクールに通っていなくても独学でも挑戦できます。
3級はネイリストとしての第一歩で、ネイルスクールではここで基本を身に付けていきます。
まずは正しい知識、基本の動作を習得するために、直接講師に細かく指導してもらうことをお勧めします。
合格基準
- 実技試験:採点項目ごとに減点方式で評価され、合格基準を満たせば合格。
- 筆記試験:100点満点中、60点以上で合格。
総合評価で合格ラインを超えていれば、晴れてJNEC3級取得となります。
JNEC3級の受験準備
JNEC3級に合格するためには、しっかりと準備することが大切です。
1. 実技の練習
- ネイルケアの正しい手順を身につける。
- ポリッシュ塗布をスムーズに行えるようにする。
- フラットアートは時間内で丁寧な仕上がりを心掛ける。
2. 筆記試験対策
- 過去問題やJNAテクニカルシステムを活用して、基礎知識を学ぶ。
- 特に「爪の構造」「消毒法」「ネイルの基本用語」はしっかり覚えましょう。
3. 試験に必要な道具を準備する
試験には、特定の道具を持参する必要があります。試験要項を参考に持ち物リストを確認し、漏れがないようにしましょう。
JNEC3級の合格後の活用方法
JNEC3級を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- ネイリストとしての第一歩を踏み出せる
・ネイルサロンのアシスタントとして働く際の基礎資格になります。
・ネイルの問屋さんにプロとして出入りできるようになります。 - JNEC2級・1級へのステップアップが可能
・3級を取得すると、2級試験の受験資格を得られます。 - セルフネイルの技術向上に役立つ
・自分や家族・友人に安全なネイルを施せるようになります。
まとめ
JNEC3級は、ネイルの基礎をしっかり学び、ネイリストとしての第一歩を踏み出すための大切な資格です。
未経験者でも挑戦しやすく、合格率も高い資格内容になっています。試験対策をしっかり行い、確実に合格を目指しましょう!
